【闇金ウシジマくん】加納の最後は死亡？中学時代や嫁は？ドライヤー拷問でも生き延びたのか熊倉が殺害？

漫画『闇金ウシジマくん』に登場するキャラクター、「加納晃司」についてお話ししますね。

加納は、主人公の丑嶋馨とは中学校からの同級生で、カウカウファイナンスで一緒にはたらいています。

加納の特徴的な長い髪は彼のトレードマークですね。

とても無口で、一緒に働く柄崎と出張に行った時も、ほとんど会話をしなかったというエピソードがあるほど。

お互いに「この人とは話すことがないな」と思っていたようです。

彼は初期メンバーとして物語の第1巻から登場していますが、初めての登場シーンではセリフが一切なく、たった1コマだけの出演でした。

それ以降も、自分が中心でない限りはほとんど話さないという寡黙なキャラクターです。

加納は集金や、敵対する組織とのトラブルが発生した際にも登場します。

彼の行動からは、会社や丑嶋への忠誠心や誠意が感じられますよね。

この記事では、そんな加納の中学時代や、彼の結婚や死亡説について、また彼がクローズアップされる珍しいシーンについてもさらに詳しくお話していきたいと思います。

加納晃司は中学時代荒れてた？ウシジマと敵対していたのか？

加納は同僚である丑嶋馨、柄崎、さらに債務者の1人である竹本とおなじ中学校を出ています。

加納と柄崎は2年生の冬まで、クラスの不良グループのトップでした。

その冬、丑嶋が転校してきて、事態が大きく変わります。

転校初日に丑嶋はクラス全員（竹本を除く）による集団リンチのターゲットになりますが、その後退院して登校した丑嶋によって、再会早々に加納は顔面に飛び膝蹴りを受け、気絶します。

さらに意識を取り戻したところを石で殴られ、ゴミ箱に置き去りにされてしまい、丑嶋に完敗を喫します。

その時、加納は地元の悪名高い顎戸三兄弟からの呼び出しを受けていましたが、丑嶋にやられたために呼び出しをすっぽかしてしまいます。

これが原因で顎戸三兄弟に誘拐され、三男の三蔵によって半殺しの目に遭います。

この危機的な状況の中、丑嶋と柄崎が救出に向かい、丑嶋は特に危険な顎戸三蔵を警察の目の前で倒し、加納を救出します。

この事件が加納と柄崎が後に丑嶋を深く尊敬するきっかけとなり、カウカウファイナンスの結成に繋がったと言われています。

カウカウファイナンスを結婚で退社？加納晃司は風俗嬢を嫁にした？

本編では加納晃司がある決断をする場面があります。

それは33巻「ヤクザくん編」でのシーンです。

加納は突然、主人公の丑嶋に対して「この仕事、辞めさせてください」と宣言します。

実は、この大きな変化の背景には、付き合っていた風俗嬢の彼女「麻里」が妊娠したことがあります。

彼はこれを機に、子どものためにも表の世界で正規の職に就く決意を固めたのです。

この話を聞いた柄崎は、最初は裏切りだと捉え、激しく責め立てます。

「風俗嬢と闇金屋の子どもなんてマトモに育つはずがない」と辛辣な言葉を投げかけます。

しかし加納は、自分はともかく、これから生まれてくる子どもを貶める言葉には強く反発し、「生まれてくる子を悪く言うのは許さない」と言い返しました。

そして、丑嶋に対しては、資格を取得し、真面目に就職活動をする意向を明かします。

その後、柄崎は気持ちが爆発してしまい、「ガキができたくせに日和ってしまう奴に許してもらいたくない！」と言い残し、トイレに向かいます。

しかし、その後トイレで一人涙を流しながら「加納、おめでとう」と呟くシーンは、心の底では彼の幸せを心から願っていることを示していました。

物語はさらに進み、最終46巻では、丑嶋の誕生日を祝うメンバーが集まります。

その中には妻である麻里の姿もあり、彼女は遅れてきた小百合に息子の晃を紹介します。

晃は加納の無口な性格を受け継いでいるようで、柄崎はそれを指摘しました。

晃の名前は、父である晃司の名前から一文字取ったもので、これは麻里の深い愛情が感じられる瞬間でもありました。

加納晃司は最後に死亡した？ドライヤー拷問で存命だったが熊倉により殺害？

加納は33巻のエピソードのとおり、幸せな生活をスタートさせたばかりでした。

彼は闇金を退職し、結婚し、表の仕事に就こうとしていたのです。

しかし、彼の平和な日々は突然終わりを迎えることになります。

ある日、妻の麻里を産婦人科に送った後、自宅で夕飯の準備をしていた彼のもとに、マサルが訪れます。

マサルは「丑嶋から預かったものを持ってきた」と言って家にやってきました。

マサルが自分の家を知っていること、また丑嶋が直接連絡してこないことに疑念を抱きますが、玄関を開けてしまいました。

すると、そこにはマサルと共に現れた飯匙倩（ハブ）組の組員たちが待ち構えていました。

加納はすぐに誘拐され、飯匙倩組の拠点に連れて行かれます。

そこで彼は元同僚である高田と柄崎をおびき出すために、過酷な水責めを受けることになります。

しかし、加納は決して情報を漏らさず、命乞いをさせるために組員たちがかけさせた電話でも、丑嶋に対して、残される妻と子供の安全を願いました。

さらにエスカレートし、組員たちは彼の口にドライヤーを突っ込むという残酷な方法で彼を苦しめます。

この時点では加納の命はまだ尽きていませんでしたが、同時に飯匙倩組に誘拐されていた猪瀬組の熊倉によって、口封じのために絞殺されてしまいます。

熊倉はその後、救出に来た丑嶋の手によって殺されました。

加納の悲しい運命と彼の死の物語は、35巻で読むことができますが、彼の勇敢さと忠誠心、そして彼が直面した過酷な現実は、特に感情を揺さぶるシーンとなっています。

これ以外にも加納晃司の活躍・登場シーンを解説！

ここでは、これまでご紹介していない加納の登場シーンに焦点を当ててみましょう。

【2巻】ヤンキーくん編

この章では、愛沢連合のボス、愛沢がカウカウファイナンスに襲撃を企てるシーンが描かれています。

その中で、加納は回想シーンに登場し、「キレると何をするか分からない」という危険な人物として描かれています。

【20巻】ヤミ金くん編

この章では、金のない人を悪用して違法な低賃金労働をさせ、金を巻き上げる「誠愛の家（ラブハウス）」を運営していた顎戸三兄弟によって、加納が捕らえられました。

この状況では、加納は丑嶋をおびき出すための道具として使われ、柄崎や畑山とともにキツい拷問を受けます。

指を折られるなどの身体的な苦痛に耐えながらも、彼は一切口を割ることなく、命乞いもしません。

特に注目すべきは、柄崎が舌を噛むことでしばらく話せなくなった後、加納が彼の通訳を務めるシーンです。

お互いの意思が通じ合っていたことが伺えますよね。

最終的には、1億5千万円を支払って丑嶋によって救出される加納と柄崎。

その後、この金は丑嶋自身が顎戸三兄弟のアジトに乗り込んで奪い返し、顎戸三兄弟は畑山率いる悶主陀亞連合の報復を受けることになります。

このように、加納というキャラクターは、犠牲と忠誠心が強調されている人物ではあるものの、登場回数が少ないためか実写化には登場しませんでした。

個人的には、出番は少なくても重要な役どころには間違いないため、加納も実写化されるとよりストーリーが盛り上がったのではないかなと思います。

もし『闇金ウシジマくん』に興味を持った方は、ぜひ本編も手に取ってみてくださいね。