【僕の名前は少年A】最終回・結末ネタバレ解説！漫画完結ラストその後は小倉貴志と佐々木結衣どうなった？

『僕の名前は少年A』は、その斬新な設定で多くの読者を引きつけてきました。

今回の記事では、この人気マンガの最終回や結末について、分かりやすくご紹介します。

それでは、早速見ていきましょう！

【僕の名前は少年A】あらすじをおさらい！

『僕の名前は少年A』の物語の入り口を簡単にご紹介しますね。

これはガンガンONLINEで連載された人気の少年漫画で、主人公は小倉貴志、心優しくて一生懸命な中学1年生です。

貴志は小学生のころから同級生の佐々木結衣に想いを寄せていて、ついには彼女とデートの約束をします。

貴志にとっては夢のような学生生活が始まったかのようでした。

しかし、この平和な日々はある事件によって一変します。

結衣が担任教師の山下からレイプを受けるようになります。

動画を撮られて脅され、結衣は周りに助けを求めることができず、次第に精神的に追い詰められていきます。

貴志は何も知らずにただ結衣の変わりようを心配していました。

ある日の昼休み、結衣を追いかけた貴志は、彼女がレイプされる衝撃的な場面に遭遇してしまいます。

思わず山下に立ち向かうためバットを手に取り殴りかかりました。

その結果、山下は倒れ、血を流していました。昼休みが終わり、血のついたバットを握った貴志が教室に戻り、「山下先生をバットで殴って殺した」と告げます。

結衣を守るため、事件の詳細を黙っていた貴志は自分勝手な犯人として非難されることになり、「少年A」と呼ばれるようになりました。

施設を出た後、名前と出身地を変えて他県の高校に入学した貴志は、誰にも本当のことを明かさずに穏やかな高校生活を送っていました。

しかし、ある時「少年A」になりすましたSNSアカウントが現れ、貴志の正体が暴かれてしまいます。

この漫画は、貴志が自分と愛する結衣を陥れた者との戦い、そして自らの罪と向き合う過程を描いています。

【僕の名前は少年A】メインの登場人物を紹介

それでは、僕の名前は少年Aのメインキャラクターを紹介します。

どの登場人物も深い悲しみや憤りを感じさせる設定で、重たいテーマを描いている作品です。

【小倉（山崎）貴志】

小倉貴志（山崎貴志）はこの漫画の中心人物で、心優しい努力家の少年です。

小学校時代からのクラスメート、結衣に想いを寄せていました。

不運にもある事件に巻き込まれ、「少年A」として広く知られることになりますが、実は貴志は冤罪だったのでした。

実際の犯人は精神的に不安定になり殺人を犯してしまった結衣です。

貴志は結衣を守るために真実を隠し、自らが罪を負うことを選びます。

事件当時13歳だった貴志は、法的な責任を問われることなく施設を出てから、苗字を変えて他県の高校に転校し、普通の高校生活を送っていました。

本来の優しく真面目な性格で、多くの人に好かれていました。

しかし「少年 A」と名乗る誰かが作ったSNSアカウントにより、再び悪口や誹謗中傷を受けるようになります。

【佐々木結衣】

結衣は主人公が好意を寄せる同級生で、優しくて明るい性格の人気者でした。

しかし、担任の山下からのレイプに合い、精神的に苦しみ始めます。襲われている所を偶然目撃した貴志に助けを求めました。

そして、たまたま貴志が持っていたバットで山下を殺害しましたが、レイプされたショックと事件の衝撃により、自分が殺人をしたという記憶だけを失ってしまいます。

この経験がトラウマとなり、男性が触れると激しく拒絶するようになります。

高校では美術部の先輩に恋心を抱いていますが、貴志に罪を負わせたことへの罪悪感から、貴志が引っ越した後も彼との繋がりが続いています。

【山下先生】

山下は貴志と結衣がいるクラスの担任教師でした。

生徒たちからあまり好かれておらず、悪口も聞かされることが多かった中で、変わらず優しく接してくれる結衣に好意を持つゆがんだ性格です。

生徒であるのにも関わらず、人目を盗みレイプしてしまう非道ぶり。

結衣が耐え切れず学校を休むようになると、山下は彼女の自宅まで行って脅すようになりました。

レイプ動画を広めると脅して性的暴行を続けるのです。

この様子を偶然見かけた貴志は、結衣を守るために山下を止めようとしますが、山下はすぐに立ち上がり反撃しようとしました。

最後はバットで殴り殺されます。

【貴志をハメようとする何者か】

貴志を陥れようとする人物は、「少年A」と称してSNSアカウントを作り、貴志の情報を広める人物です。

結衣の秘密を知っていて、その動画データを持っており、これを使って貴志に圧力をかけて操ろうと試みます。

【貴志の母】

貴志のお母さんは、居酒屋を経営しながら、ひとりで貴志と姉の可南子を育ててきました。

貴志が巻き込まれた事件による誹謗中傷で、生活は一層厳しくなり、結局、住んでいた町から引っ越すことになりました。

新しい場所で、お母さんは貴志と二人で暮らしています。

お母さんは、事件の真相を知らないままでも、ずっと貴志を信じ続け、彼の幸せを心から願っています。

そして、事件に関連する賠償金1億円を支払うために、一生懸命に働き続けました。

その結果、体を壊してしまうほどの過労が重なります。

【ケンちゃん】

ケンちゃんは、貴志と結衣と共に小学校からの親しい友達で、貴志の一番の親友でした。

貴志が事件を起こした後、多くの人が貴志を疑う中、ケンちゃんだけはずっと貴志の無実を信じ続けていました。

しかし、その強い信念が原因で、周囲からのいじめを受けることになり、最終的には引きこもりになってしまいます。

この状況をさらに悪化させたのは、SNSアカウントを操作していた犯人の策略でした。

その策略により、貴志はケンちゃんが何かを隠しているのではないかと疑うようになり、二人の間に亀裂が入ってしまいます。

かつては互いに支え合っていた親友同士が、誤解と疑いによって仲違いしてしまうのです。

【僕の名前は少年A】最終回までのストーリーを振り返り！

漫画「僕の名前は少年A」ラストまでの怒涛の展開を見ていきましょう。

いよいよ山下の息子との直接対決が始まります。

貴志が隠していたある事実とは

この物語では、貴志はある大きな秘密を抱えていました。

事件の真相だけでなく、もう一つ重要なポイントがあったのです。

それは、山下を殺した本当の人物は貴志ではなく、結衣だったということ。

貴志は結衣を守るため、一度は山下のレイプを止めようとしてバットで襲い掛かりましたが、山下はそれだけでは引き下がりませんでした。

山下は結衣の秘密をバラすと脅し、動画を公開されたくなければ秘密を守るよう要求しました。

そのプレッシャーにより、精神的に不安定になってしまった結衣は、山下と貴志が争っている隙をついて撲殺します。

貴志は自分がまだ14歳未満であることを考えました。

少年法に守られているため、結衣を守るために自分がその行為をしたと言えば彼女を守れるというのです。

一方、この一連のショッキングな出来事で精神不安定になった結衣は、真実の記憶を失い、貴志が自分を守るために行動したと思い込むようになりました。

そして、貴志もまた、結衣に辛い記憶を思い出させないようにと、嘘をつき続けることに決めたのです。

貴志をハメようとする相手は？

少年AというSNSアカウントが始まったことで、貴志の情報がたくさんの人に知られるようになってしまいました。

これが原因で、貴志の家族も大変な迷惑を受けてしまいます。

高校で昔仲良かった友だちからは悪口を言われ、住んでいるアパートにはいたずら書きがされてしまいます。

そして、事態はさらに悪くなり、SNSを運用している犯人が「少年Aの彼女」として、結衣のレイプ事件当時の写真を勝手に広めてしまうのです。

この写真は特定の人しか持っていなかったので、拡散した犯人は山下の息子だったとわかりました。

貴志はこの問題を解決するために、山下の息子と直接話し合いをしました。

すると、彼は自分の父親が何をしたか、つまり生徒をレイプして映像を残していたことを知っていたというのです。

しかし、それでもなお、父親を手にかけた貴志を強く恨んでいたと言います。

貴志・結衣それぞれの決意

貴志の母親は、誹謗中傷を受けながらも息子を支え続けていましたが、引っ越し費用を稼ぐために無理をして働き続けたため、倒れてしまいました。

これを聞いた貴志は、自分の行動が家族や親友の人生にどれほどの影響を与えてしまったかを真摯に受け止め、しっかり向き合う決心をします。

同時に、結衣もこれまでレイプ事件について誰にも話すことができずにいましたが、貴志の母親に真実を伝えることを決意します。

彼女が事件の全てを話したことで、結衣自身もこれまで忘れていた殺人の記憶を取り戻すことに成功しました。

貴志と結衣にとって、過去の出来事に正面から向き合うことで、それぞれが自己の過ちや運命を受け入れるきっかけとなったのです。

漫画完結！ラスト「僕の名前は少年A」最終回の結末ネタバレ！小倉貴志・佐々木結衣その後は最後どうなる？

とても重たいテーマを扱った「僕の名前は少年A」いよいよ最終章に突入です。

貴志と結衣の決断、そして最後はどうなるのか、結末を見届けましょう。

山下の息子が迫る選択

山下の息子は、貴志の姉である可南子と交際していたことで、貴志についての情報を手に入れていました。

貴志が母親に動機を打ち明けたことで、家族との絆を壊し、貴志を追い詰める計画が進行中でしたが、計画は思わぬ方向へと進みます。

結衣が人質に取られた際、彼女が本当に復讐すべき犯人は自分だと告白しました。

これにより、再び山下の息子の計画が狂うことになります。

山下の息子は養子でありましたが、それでも父親を殺した犯人である貴志を恨んでいました。

貴志の動機を知ると、彼が母親を犠牲にしてまで愛する人を守る行為に怒りを感じるようになりました。

そして、まだ未成年であったため、今のうちに犯人を殺すと決意し、結衣をナイフで刺すという極端な行動に出てしまいます。

その後、山下の息子は貴志にレイプ写真のデータを渡し、そのデータを使って真実を世間に公表するか、このまま嘘をつき通すかを貴志に選ばせることにします。

貴志の下した判断

貴志がどうするべきか悩んでいるとき、一人の記者が彼を訪ねてきました。

この記者は、実はケンちゃんと繋がりがありました。

ケンちゃんはSNSで拡散された例の少女が結衣だと気づいたことから、事件の真実を把握し、記者に情報を伝えていたんです。

記者とケンちゃんは貴志に対して、前に進むためには真実を世間に公表するべきだとアドバイスします。

彼らの説得を受けて、貴志は勇気を出して本当のことを公表しようと決意しました。

告白したあとの世論は？

ラストでは、少年A、貴志の告白が急速に世間へ広まりました。

しかし、刺されて意識不明の状態にある結衣や、貴志が証拠のデータを提出しなかったことで、多くの人が疑問を持ちました。

警察も事件の真相を公認することはありませんでしたから、結衣が逮捕されることはなかったのです。

それでも、貴志のことを見直す友人も現れ、彼は無事に高校を卒業することができました。

そして、貴志と結衣は二人のために、これ以上会わないという約束をしました。

物語の最後のシーンでは、貴志や結衣、山下の息子を含む事件に関わったすべての人々が、前向きに生きていく様子が描かれています。

完全なハッピーエンドとは言い難いかもしれませんが、それぞれが新しい一歩を踏み出していることが感じられる、とても読み応えのある終わり方だったため、気になる人は今すぐチェックしてみましょう！