「呪術廻戦」に登場するキャラクター、五条悟の強力なワザ「領域展開」についてご紹介します。
「無量空処」は、どんな効果があるのか、さらにワザが必ず当たる特別な力についてもお話しします。
相手に確実に当たるという強力な効果があるだけでなく、五条悟が使う手の形や掌印には、とても興味深い背景があるようです。
また、渋谷事変で見せた0.2秒だけの「無量空処」も、とても重要なポイントですね。
もっと知りたい方は、ぜひこの記事で、彼のワザや戦い方について一緒に見ていきましょう！
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五条悟の領域展開の基本データ「無量空処」
まずは「無量空処」について概要をおさらいしていきます。
領域展開とは何か？
本作に出てくる「領域展開」とは、キャラクターが使う特別なワザで、一種の必殺技とも言えますね。
特に、五条悟が使う「無量空処」は、彼の独特な能力を示す重要なワザです。
このワザは、五条悟の呪力を形にしたもので、彼の生得術式「無下限呪術」は敵に確実に当たる効果が付いています。
これにより、五条悟は戦いで大きなアドバンテージを持つことができます。
無量空処（むりょうくうしょ）初お披露目の場は？
本作で五条がはじめて「無量空処」を披露したのは、マンガの2巻15話での出来事です。
この場面では、漏瑚が出した「蓋棺鉄囲山」に対抗して、より強力な「無量空処」を出し、その場を圧倒します。
このワザを使ったことで、漏瑚は動けなくなり、五条がバトルで優位に立ちました。
五条がこのワザを使用した重要な場面は、他にもあります。
例えば、11巻89話では渋谷事変の最中にわずか0.2秒だけ「無量空処」を出し、また26巻225話では、宿儺との激しい戦いの中でこのワザを披露しています。
その後も、227話から229話にかけて何度もこのワザを出していますね。
五条はいつ「無量空処」を習得した？
本作において五条悟の過去を描いた「懐玉・玉折」編では、2006年、五条が高専の生徒だった頃の出来事が描かれます。
この時期の五条は、伏黒甚爾との戦いを経て「最強」へと成長していきますが、その当時はまだ「領域展開」を使うことができませんでした。
五条がこのワザを出せるようになったのは、その後の11年前から現在にかけての間と考えられます。
この時期に彼がどのようにして「無量空処」を習得し、その力を使いこなせるようになったのかについて、本誌では特筆されていません。
「無量空処」の持つ意味は
「無量空処」という名前は、「空無辺処」という言葉と、ほぼ同じ意味を持つと考えられています。
これは、果てしなく広がる虚空、つまり終わりのない空間に自らを置くという意味が込められているようです。
ワザの名称は、五条悟の特異な術式である「無下限呪術」と深く関係しているでしょう。
これを受けた相手は文字どおりに、制限のない無限の情報を流し込まれます。
このワザは五条の術式と非常にマッチしており、彼の戦闘スタイルを象徴する要素でもありますね。
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領域展開「無量空処」の効果・強さを解説！
続いて、「無量空処」の持つ能力や強さについても見ていきましょう。
領域展開・無量空処（むりょうくうしょ）の強力な効果
「無量空処」は、対象を無限の虚空、すなわち「無下限呪術」の内側に引き込むという恐ろしいワザです。
このワザにより、対象は無限に続く情報処理を強制され、「知覚」や「伝達」といった基本的な生命活動が絶え間なく行われます。
この過程で、対象は情報の完結を迎えることなく徐々に力を失い、最終的には死に至るとされています。
もう一つの特徴は、その必中効果です。
五条の術式「無下限呪術」がこの範囲で出されると、対象は数秒で行動不能に陥ります。
例えば、敵の漏瑚はこのワザを受けた後、動けなくなり、五条によって致命的な状態に追い込まれました。
また、宿儺に対しても、このワザを使ったあとには短時間で重大な脳へのダメージを与えることができました。
これらの事例から、いかに強力で決定的な影響を与えるワザであるかが分かりますね。
五条のこのワザは、彼が「最強」と称される理由の一つであり、敵にとっては極めて脅威的な存在です。
呪霊と人間で効き方が違うらしい
週刊少年ジャンプ2023年の33号で、芥見先生が興味深いコメントをされましたね。
「無量空処」は呪霊に対しては人間よりも効果が弱いとのこと。
これは呪霊と人間とで脳の構造が異なるためで、この設定が、渋谷事変時に真人や漏瑚が非術師よりも早く意識を取り戻した理由かもしれません。
ただし、呪霊でも人間でも、行動不能になるという効果には変わりないようです。
この設定が「無量空処」の影響を受けるキャラクターたちの反応や回復時間に多様性をもたらし、物語により深みを加えているように思えます。
それにより、戦闘シーンの結果が単純なものにならず、さまざまなストーリー構成が可能となるわけですね。
必中効果がかかる対象のルールとは
必中効果によって相手を行動不能にする能力は非常に強力ですが、本人や彼に触れている者は、この影響を受けません。
この性質はかなり独特で、戦い方によっては非常に戦略的なメリット・デメリットをもたらします。
たとえば「人外魔境新宿決戦」でのエピソードは、この特性をうまく描いていましたよね。
宿儺は、五条悟に直接触れることによって「無量空処」の影響から逃れることができました。
この場面から、五条の力がどれほど強いのかを示しつつも、その例外条件を使えば、ガラッと戦況が変わるということがわかります。
領域を展開したあとは術式が焼き切れる
領域を展開することはかなり特殊なワザなので、一度出すとたくさんの呪力を使います。
このワザを使うと、その後しばらくは普通の術式を使うことが難しくなります。
五条悟の場合でも同じで、使った直後は彼の体にある術式が一時的に使えなくなってしまいます。
ただし、全てのワザが使えなくなるわけではなくて、呪力を操作する「反転術式」は使えるんですよ。
宿儺との戦いで五条は、この「反転術式」を使って、普段は使えなくなってしまう術式を治癒しました。
具体的には、五条が自分の右脳の前頭前野を一度自らの呪力で壊して、それから「反転術式」で治すという方法を使ったんです。
この方法はとても危険で、乙骨も「一度のリスクが高すぎる」と言っているほど。
このような特殊なワザの使い方は、五条の強さと賢さを示していますが、同時に大きなリスクも伴います。
領域展開「無量空処」のサイン・掌印の意味
続いて、無量空処を発するときのサインや、その意味についても深掘りしていきます。
無量空処（むりょうくうしょ）のハンドサイン・掌印
本作では、キャラクターたちが特別な力を使う時、手で特定の形を作るのが特徴ですよね。
五条悟の場合、彼は右手の指を使って「帝釈天印」と似た形を作ります。
これは、彼のワザ「無量空処」を出すためのポーズです。
「帝釈天印」は、伝統的な手の形で、仏教でよく使われるものですが、五条はこの形を少し変えて使っているようです。
厳密には左手と右手の形が異なりますが、基本的には「帝釈天印」をモデルにしていると考えられます。
「無量空処」は右手オンリーで使用できる？
本作に登場する多くのキャラクターは、領域展開を行う際に両手の掌印を使います。
しかし、五条悟は他のキャラクターと異なり、片手だけでも披露することができるという特別な能力を持っています。
これを踏まえると、もし彼が左腕を失ったとしても領域展開が可能であるという大きなメリットがあります。
作中の仙台結界の戦いでは、石流が「腕がない状態では腕を再生させることができない」と言及していました。
しかし、五条悟の場合は235話で右腕を失った後に、それを再生させる様子が描かれています。
これは、彼が高レベルな反転術式の使い手であるため可能です。
家入や乙骨のような動作はできなくても、五条悟は一時的に腕を失ったところで戦闘に大きな支障がないということがわかりますね。
両腕を使わずに行う領域展開とは
本作に登場するキャラクターたちが領域展開を行う方法は様々です。
通常、多くのキャラクターは両腕を使って掌印を結びますが、すべてのキャラクターがこの方法を取るわけではありません。
例えば、真人は口の中に生やした手で掌印を結んでそのワザを出します。
これは彼の特異な能力と身体構造を反映していると言えます。
一方、陀艮はさらに異なる方法を用います。
彼は本来は手で印を結ぶことを試みますが、直毘人に邪魔されたため、代わりに自身の腹に呪印を描いて領域を出します。
日車寛見に至っては、彼の持つガベルが領域展開のための道具として機能するかのように見えますが、実際には彼は呪印や掌印を使用していないようです。
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呪術廻戦｜【渋谷事変】わずか0.2秒の領域展開を解説！
次は、10巻～16巻・アニメでは第2期に放送されている渋谷事変で見せた「0.2秒の領域展開」についても考察していきましょう。
渋谷事変で五条悟がおかれた状況を整理しよう
2018年10月31日、本作では五条悟が渋谷に向かい、非常に困難な戦いに挑みます。
五条悟は、非術師に囲まれながらも、漏瑚、花御、脹相という強敵たちと対峙します。
最初に花御を迅速に祓うことに成功するものの、漏瑚と脹相が非術師を盾にして時間を稼ぎ、戦いは約30分間も続きました。
その間に、真人が改造人間を乗せた電車で渋谷駅に到着し、五条はさらに厳しい状況に追い込まれます。
彼のワザは非常に強力で、彼自身や彼に触れている者以外は影響を受けます。
これを使うと非術師も巻き込んでしまうため、五条はワザの使用を控えざるを得ませんでした。
もし展開してしまうと、非術師はその必中効果によって大きな危害を受ける可能性があります。
この状況で、五条が漏瑚たちだけを範囲内に閉じ込めるスキルを持っていたとしても、多くの非術師が圧死するリスクがあったため、非常に難しい選択を迫られたのです。
「0.2秒の領域展開」を決断
非術師が多く巻き込まれる危険な状況の中で、五条悟は一瞬の判断を下し、わずか0.2秒だけ領域展開することを決断しました。
この0.2秒という時間は、五条が経験に基づいて推測したもので、非術師が後遺症なしに無事でいられる最短の滞在時間と考えられています。
この短い時間の展開によって、戦場にいたすべての人々は立ったまま意識を失いました。
力が解除された後、五条はその隙をついて、約1,000体の改造人間をわずか299秒で倒すという圧倒的な戦闘を繰り広げました。
たった0.2秒でも「無量空処」の威力はすごい
渋谷事変中、五条悟は自身の強力なワザ「無量空処」をわずか0.2秒間だけ出しました。
この短い間に、改造人間を含む非術師の脳には約半年分の情報が流し込まれるという圧倒的な影響がありました。
しかし驚くべきことに、事態の収束から二ヶ月後、影響を受けた一般人たちは全員が社会に復帰することができました。
五条が勘で計算したこの時間の短さは、非術師が後遺症なしで生き残れる最短限界であったようですね。
そして、これは五条のワザがどれだけ精密なのかも示しています。
一方で、特級呪霊のような強力な存在はいつ目覚めるか未知数であり、五条はこれを予見して標的を改造人間にしました。
また、渋谷駅の副都心線・地下5階では、五条の残した影響により呪いが全く寄り付かなかったという状況も報告されています。
これは五条の力が周囲に及ぼす影響の大きさを物語っていますね。
呪術廻戦｜宿儺との領域バトルの戦果まとめ
最後は、宿儺との対決の戦果を時系列でまとめていきましょう。
五条悟 vs 宿儺！領域対決をおさらい
五条悟と宿儺はこれまでに壮大な対決を繰り広げてきました。
この戦いは全5回行われ、新宿での大きな戦いの中でお互いに領域を使って闘いました。
最初の対決は26巻の225話で起こり、宿儺が外から五条の領域を壊しました。
次に、27巻の227話では、五条が結界の条件を変えたものの、宿儺が再び外から攻撃して、五条の領域を壊しました。
三度目の対決も同じ27巻の227話から228話にかけて行われ、五条は自分の領域を小さくし、両者の領域が同時に壊れました。
そして、27巻の229話での四度目と五度目の対決では、再び両者の領域が壊れます。
五条が素早く範囲を広げたことで宿儺の「伏魔御廚子」を破壊しましたが、魔虚羅によって五条の領域も壊されてしまいました。
結果的に、五条は自身の術を修復するために反転術式を使い続け、破壊と治癒を繰り返し、脳が限界に達しました。
一方、宿儺は「無量空処」を短時間受けたものの、領域を使うことができないほどのダメージを脳に負いました。
この激しいバトルは、五条が最終的に宿儺の領域を壊すことで終わりを迎えましたが、五条自身も攻撃を受けたため、戦いは非常に厳しいものとなりました。
閉じない領域！特殊な環境下のバトルまとめ
225話では、五条悟と宿儺がそれぞれ異なるタイプの領域を使って対決しました。
五条は通常タイプの領域を出し、一方の宿儺は、なんと結界をとじない特別な領域を披露しました。
結界を使って内部を保護する領域の内部では、二人が互角の状態で戦っていました。
しかし、宿儺の「伏魔御廚子」は結界を使わずに空間の分断ができるので、そのため五条の領域の外側にまで力が及んでいたんですね。
このため、外側からの衝撃があり、これが領域にはとても効果が大きかったんです。
この戦いで、五条の「無量空処」は外からの攻撃を受けて崩壊しました。
結界をとじない特性を持っていたので、外部からの攻撃によって五条の領域は非常に脆くなり、結果として宿儺の領域だけが場に残ることになったのです。
最終的には、五条は術式を使えない状態で宿儺の攻撃を受け続けることになりました。
この対決は、領域の特性が戦いの結果を大きく左右する激しい戦いだったため詳しく知りたい人は、続きを読んでみましょう。
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