『呪術廻戦』で活躍する秤金次は、呪術高専東京校の3年生です。
彼の特別な技能である術式「坐殺博徒」について詳しく説明していきます。
秤の能力・実力にはかなり注目ですよね!
彼はギャンブルやスロット(パチンコ)にも関連があり、交流会や百鬼夜行での大活躍も見逃せません。
秤金次の魅力や活躍について、ぜひ詳しく知ってもらいたいので、最後まで読み進めてみてくださいね。
秤金次(はかりきんじ)の基本データをおさらい
まずは秤金次の基本データについて見ていきましょう。
【停学中】呪術高専東京校の3年生
秤金次は、東京都立呪術高等専門学校の3年生です。
もともとは同級生である乙骨や東堂と同じ18歳だと思われていましたが、実は中学時代に1年間留年していたことが明らかになりました。
ですから、2018年の時点で19歳であることが判明しています。
秤は、交流会で活躍する予定でしたが、百鬼夜行の時に保守派の人々とトラブルがあり、停学処分を受けてしまいました。
そのため、代わりに虎杖たち1年生が参加することになったのです。
また、秤は渋谷事変には登場していませんでしたが、その後の死滅回游を平定するため、虎杖と伏黒が彼の元を訪れることになりました。
153話からは本格的にストーリーに登場し、これからの活躍が期待されています。
賭け試合の胴元として活動する「ろくでなし」
153話で明かされた興味深い事実によれば、秤金次は栃木県の廃立体駐車場跡地で賭け試合の胴元として活動し、そこから収入を得ています。
この賭け試合は、術師同士が戦うもので、主に非術師が観客となっています。
この活動は、呪術界の規定である「秘密を守る」という第8条を思いっきり破っているわけで、秤は現在もそのルールを破り続けている状態なんですね。
そのため、彼は2年生の先輩たちから「ろくでなし」と呼ばれています。
秤のこのような破天荒な振る舞いは、曲者ばかりの作中においても、かなり個性際立つものです。
秤金次に関する公式FAQまとめ
秤金次は、その名前が示す通りギャンブラーから由来しているようですね。
見た目は少し老けて見えるかもしれませんが、彼は一応まだ10代です。
現在、彼は3年生で、同じ学年の生徒はもう1人いるかもしれませんが、この設定は今後変わる可能性もあるとのこと。
彼の過去には興味深いエピソードがあります。
0巻で描かれた百鬼夜行の際には、京都へ出向いていたそうです。
そこで保守派の人々と衝突し、結果的に相手をボコってしまったために停学という処分を受けてしまいました。
秤金次(はかりきんじ)の実力はいかに?
破天荒な振る舞いや武勇伝が目立つギャンブラー「秤」ですが、本当はかなりの実力者のようです。
五条すら認めるそのポテンシャルに迫っていきましょう。
いずれは五条に並ぶ存在になる?
五条が2巻の11話で言及したことによると、秤と乙骨の2人は将来、彼に匹敵する存在になる可能性があるとされています。
これは、秤の現在の等級がはっきりと明かされていない中ではありますが、彼の潜在能力が非常に高いことを示していますね。
五条が特級術師として最強ということを考えると、秤金次が彼と同じレベルに到達するというのは、技能や将来性が非常に大きいことの現れでしょう。
この発言は秤に対する期待の大きさを感じさせ、今後の活躍もますます楽しみになりますね。
「ノッてる時」なら乙骨を凌ぐ強さ?
146話でのやりとりは、秤の実力について興味深い一面を示しています。
虎杖の質問に対して、乙骨は「ノッてる時は僕より強いよ」と回答しています。
乙骨自身が特級術師であることを考えると、この発言は秤が非常に強いということを示しています。
「調子が良い時に非常に強力」というのは、まさにギャンブラーらしい性質ですよね。
しかし、この発言は真希によって「それはナイ」と否定されています。
これは乙骨が秤の実力を過大評価(もしくは自身を過小評価)している可能性もありますね。
評価している人、普段の様子から「ならず者」だと思っている人、このような複数の意見があることから、秤の実力についてますます謎と期待が膨らみます。
東堂からは評価が低いのかも
東京校に現れた東堂は、伏黒と釘崎が1年生ながら交流会に参加することを聞きつけ、彼らが乙骨の代わりになり得るかどうかを確かめたいと言っていました。
「乙骨…最低でも三年は交流会に引っ張り出す」とも発言しており、乙骨の交流会への参加を非常に強く望んでいますね。
東堂は、他の人に初めて会った時、「どんな女性がタイプか?」とよく質問する癖があります。
乙骨と言えばリカとの純愛ですから、この質問に対する回答を通じて、彼は乙骨のことを気に入ったかもしれませんね。
しかし、三年生の秤金次に関しては、ほとんど言及がないため、東堂からの評価は現時点でそれほど高くないのかもしれません。
もしくは、交流戦の際に秤が東堂の質問に期待するような回答をしなかったため、あまり気に入られていない可能性もあります。
秤金次(はかりきんじ)の術式・強さを深掘り
続いて、秤金次の術式にはどのような特徴があるのか、その強さの秘密についても考察していきましょう。
新時代の術式で保守派ウケは最悪?
155話で秤金次の術式が新時代を象徴する「ニューテクな術式」であることが判明しました。
保守派は「呪術とはこうあるべき」という厳格な思想を持ち、伝統的な呪術を好みます。
例えば、釘崎の扱う「芻霊呪法」は、そのような伝統的な呪術の例として保守派に好まれているとのこと。
一方で、秤の術式は、時代と共に進化した新技術を取り入れたものです。
このような新しい形の呪術や術式に対して、保守派は批判的なのです。
これが、秤と保守派との間に摩擦が生じた一因とされています。
秤の戦闘スタイルは、非常にユニークです。
彼は虎杖との戦いの中で、電車の扉(シャッター)を使って虎杖の動きを封じつつ攻撃を展開しました。
また、彼の領域展開「坐殺博徒」は、実在するパチンコ台「CR私鉄純愛列車 1/239ver.」をモデルにしており、保留玉やシャッターを攻撃手段として使用することが可能です。
これらの特徴から、秤の術式は、かなり革新的かつ強力な個性のあるものだとわかりますね。
ジャンプのコンプラ的には多分アウト
第75回の漫道コバヤシで芥見下々先生が秤金次の術式について、「コンプラ的に怒られてしまうかも」と言及したエピソード。
これは、秤の領域展開がパチンコに関連していることが背景にあったようです。
実際、183話で彼の領域展開がパチンコに関連していることが確認されました。
少年誌でのパチンコ関連の描写には慎重な配慮が必要であり、8巻の64話で虎杖がパチンコを打つシーンに関しても編集部から指摘があったという話は、このような背景からでしょう。
さらに、154話では秤が中学時代に留年していたことが明らかになりましたが、ファンブックでは留年していないと記されていましたよね。
つまり、この矛盾は、彼の術式が少年誌のコンプライアンス問題を避けるために、あえて19歳とする留年設定が後ほど加えられた可能性があります。
秤はかなり攻めているキャラクター設定ですが、それゆえにこの物語が面白くなっているという、スパイス的要素もありますね。
呪力が「ザラついている」から痛い
157話での描写は、秤の特性をよく示しています。
秤に殴られた虎杖は、「威力の大小以前に痛い」、「ヤスリのついたバットでぶん殴られてるみたいだ」と表現しました。
このような描写は、秤の攻撃がどれほど痛みを伴うものかを強調しています。
五条のコメントによれば、秤の呪力は他の人と比べてザラついており、その呪力を纏った攻撃は特にダメージが大きいとされています。
つまり、秤の呪力の質自体が他の術師とは異なり、接触しただけで相手に大きな痛みを与える特性を持っているようですね。
反転術式は使えないが不死身モードになれる
反転術式は、負の呪力を使って更に負の呪力を掛け合わせ、正の効果を生み出す非常に高度な技術です。
この技術を使うと、肉体の回復などが可能になりますが、その習得には極めて繊細な呪力操作の才能が必要です。
作中では家入硝子、乙骨憂太、五条悟など、ごく限られた術師だけがこのワザを使いこなしています。
一方で、秤金次は反転術式を習得していませんが、186話で彼の領域展開「坐殺博徒」が大当たりを引くと、特殊な効果が発揮されます。
この時、4分11秒の間、無限に呪力が溢れ出し、秤の体は実質的に不死身の状態になります。
たとえ彼の左腕が吹き飛ばされたとしても、その間は瞬時に回復・再生することができます。
この特性は、通常の反転術式とは異なる形で、秤の領域展開特有の能力として現れています。
大当たりが起こる限りの時間、彼は自身が持たない反転術式の効果を、一時的にでも実現させることができるのです。
これにより、秤は戦闘中において極めてチート級の存在となります。
秤金次(はかりきんじ)の領域展開の内容考察
かなり癖が強いと言わざるを得ない秤金次の領域展開ですが、その内容や効果について、さらに深掘りしてみましょう。
領域展開・坐殺博徒(ざさつばくと)とは?
182話で秤金次が披露した「坐殺博徒」は、彼の強力な術式と戦術的な要素が合わさって最大効果を発揮します。
五条が以前に「僕に並ぶ術師になる」と評した通り、秤は生徒の中でもトップレベルの実力を持っていることが明らかになりました。
この領域展開を使うと、秤の術式ルールが敵のシャルル・ベルナールの脳内に必中効果で開示されます。
これにより、秤は自身の「術式ルール」を対象に強制的に適用させることができます。
このルールは、多くの領域展開が持つ「必中必殺」のうち「必殺」を省略している点が特徴です。
さらに特徴的なのが、ボーナス時間として4分11秒があり、この時間内に無制限の呪力が供給されます。
この期間が終わると、周囲に流れる音楽が終わると同時に彼の呪力は落ち着きを見せます。
一般的には使用した後、術師はその影響で肉体に刻まれた術式が一時的に使用困難となることがあります。
しかし、秤の場合は、ラウンド中に呪力や術式が回復する特性を持っているため、彼は「坐殺博徒」で大当たりを続ける限り、何度でもまた展開することができるんです。
秤はあたりさえ引けば戦闘中に高いパフォーマンスを発揮し続けることが可能ですから、運ゲー要素はあるものの、やはりチート級の能力であることがわかりますね。
領域展開を発動するときのサイン・掌印について
秤が領域展開するときのポーズは、右手と左手を平行に保ちつつ、右手の親指と人差し指で輪を作るという特徴的なものです。
この手印は、「弁才天印」と考えられており、ヒンドゥー教から仏教、さらには神道にも取り入れられた弁才天に関連しています。
弁才天は元々ヒンドゥー教の女神サラスヴァティーであり、音楽や学問の神として知られていますが、日本では特に財宝神としての側面が強調され、金銭との関連が深い神とされています。
鎌倉市にある銭洗弁財天宇賀福神社では、持参した銭を洗うことで数倍に増えるという信仰があります。
このような背景から、秤の領域展開「坐殺博徒」においても、金銭や財宝に関連した要素が組み込まれている可能性があります。
彼の領域展開がパチンコ台をモデルにしていることと合わせて考えると、この術式が「金銭を増やす」というテーマに沿ったものである可能性が高いですよね。
秤金次(はかりきんじ)の過去の活躍エピソード
過去に秤が活躍・または登場したとされるエピソードの数々をまとめてみましょう。
姉妹校交流会で東堂たちと対戦?
秤金次は現在、呪術高専の3年生ですが、物語では1年前に2年生だったとき、東堂、加茂、西宮といった生徒たちと交流会で団体戦や個人戦をしていたと思われます。
交流会では、多くの生徒がその技を競い合います。
その一方で、同じ交流会で1年前には乙骨が人数あわせのために特別参加し、圧勝したことが明らかになっています。
これにより、秤自身はその時あまり目立った活躍をしていなかったかもしれませんね。
百鬼夜行では京都に派遣
2017年のクリスマスイブに、夏油傑が起こした「百鬼夜行」の際、秤金次は京都へと向かいました。
この大事件では、多くの呪術師が呪霊と戦い、大変な騒動となりました。
京都での出来事の中で、秤は残念ながら保守派の人たちとトラブルを起こしてしまい、その結果、相手をボコって停学処分を受けました。
しかし、その一方で、七海や東堂らと共に呪霊を祓う活動にも参加していた可能性が高いです。
このエピソードからも、秤は呪術師としての実力がある一方で、トラブルメーカーの要素も持ち合わせている人物だということがわかりますね。
秤金次(はかりきんじ)と星綺羅羅(ほしきらら)はどんな関係なのか?
最後に、いつも秤の側にいる「星綺羅羅」との関係についても見ていきましょう。
綺羅羅は秤の今カノ?
153話で登場した秤と綺羅羅のやりとりは、二人の関係性について読者が疑問を抱くような描き方でした。
秤が綺羅羅の尻を触っているように見えるシーンや、綺羅羅の秤への「元カノの話やめて」という発言から、彼らが恋人同士かもしれないという推測が生じます。
しかし、綺羅羅の性別については少し複雑で、パンダは154話で綺羅羅を男性と明言しているんです。
事実、単行本18巻では、綺羅羅が中学時代に短髪で学ランを着用している姿が描かれていました。
今の一般的な女性の格好とは異なるため、性別とその見た目について、混乱した読者も多いかもしれませんね。
また、東堂が伏黒に「どんな女がタイプだ」と尋ねた際に、追加で「男でもいいぞ」と答えを促すシーンがありました。
これは、東堂の包容力を示す一方で、彼が秤と綺羅羅の関係を理解しているという伏線だったかもしれません。
呪術廻戦はまだ完結していないので、いまからでも十分楽しめますよ!
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