【GANTZ】西くん最後は死亡？弱いのに復活して生き返る？学校でいじめた子をどうした？

「GANTZ」の中で西丈一郎とは、主人公の玄野計やその幼馴染みの加藤勝よりも前にGANTZの戦いに参加していたキャラクターです。

西丈一郎がどうしてGANTZの戦いに加わることになったのか、また、戦いの中でどんな行動や性格を見せるのかを、原作エピソードから抜粋して紹介していきます。

多くのファンを持つ彼の性格や振る舞いを解説するので、彼がどんな人物か知りたい人は読み進めてみてくださいね。

なお、西丈一郎が出てくる実写版「GANTZ」の映画についてもお話しします。

映画ではどんな俳優さんが西丈一郎を演じているのか、その役柄の特徴も合わせて紹介しますね。

西丈一郎（西くん）が初登場したシーンとは

西丈一郎が初めて登場するのは、主人公の玄野計がGANTZの部屋に転送されたときです。

西丈一郎はそのとき、14歳の中学2年生だと他の人たちに自己紹介しました。

彼の話し方は言葉が少なく、おとなしそうでミステリアスな印象があります。

他の新しく転送された人たちが、突然現れた武器やスーツに戸惑っている中で、西丈一郎はとても落ち着いているように見えました。

すでに服の下にスーツを着ているなど、ちょっと怪しい雰囲気も感じさせています。

このシーンは、西丈一郎が一体どんな人物なのか？と、初めて読む人にも興味を持たせるような印象的な場面でした。

西丈一郎（西くん）の戦闘力は弱い？ミッションでの立ち回りに性格が出る

ミッションの時、西丈一郎はほかの人と一緒に行動することは少なく、だいたいは一人で行動しています。

彼の戦闘力は、主人公の玄野計や他の主力メンバーと比べると、それほど高くないことを自分でもわかっているみたいです。

そのため、西丈一郎はミッション中、星人と直接戦うことはせず、透明になって身を隠しながら、チャンスが来るのをじっと待つ戦い方をしています。

例えば、玄野が初めて参加した「ねぎ星人討伐ミッション」では、他の参加者が次々に倒れていく中、西丈一郎はじっと隠れていました。

そして、ねぎ星人が隙を見せた瞬間を見計らって攻撃し、得点を得るようにしていました。

「田中星人討伐ミッション」でも、最初は姿を消していたものの、後に気付かれてしまいます。

大阪でのミッションでも、同じように最初は姿を隠して行動していました。

このような行動は、ずる賢いように見えるかもしれませんが、彼にとっては生き残るために最も効率的な方法として選んでいるのでしょう。

西丈一郎（西くん）はどんな性格？告白してきた女子以外のいじめっ子を学校で皆殺し？

西丈一郎の性格を一言で言うとかなり自己中心的。とても冷酷な一面があります。

GANTZのミッションでは、他の人を犠牲にして得点を稼ぐことも躊躇しません。

たとえば、ねぎ星人討伐ミッションの後、GANTZの部屋で加藤のことを「偽善者」と呼ぶなど、他の人たちを見下すような態度や言葉を使うことがあります。

彼は他人がどうなるかは気にせず、自分の利益を優先する考えを持っているようですね。

しかし、西丈一郎には優しい一面もあります。

例えば、カタストロフィの際、GANTZの部屋から皆が転送されていく中で、西と少年のタケシが最後に残ります。

敵に取り囲まれた絶体絶命の状況で、西はタケシを見捨てずに抱きかかえて一緒に脱出しようとします。

この行動は、西が幼い子供や自分に好意を向ける人には優しさを見せることがあるという面を示しています。

さらに、西は学校でいじめを受けているにも関わらず、彼に好意を持っている女の子からのラブレターを大切にしています。

いじめがエスカレートし、彼が同級生たちに窓から投げ落とされた際も、GANTZスーツを着ていたため怪我はしませんでしたが、その後の描写でも女の子にだけは手を出しませんでした。

また、西はとてもマザコン気質なようです。

田中星人討伐ミッションやカタストロフィの決闘で追い詰められた時、彼は「ママ！」と叫んで母親に助けを求めます。

これは、彼の母親への強い執着を示しています。

普段は冷酷で自己中心的な面が目立つ西くんですが、こうした状況での行動は彼が持つ人間味や複雑な感情を感じさせますよね。

西丈一郎（西くん）がGANTZゲームに参加することになった経緯（死因）

西丈一郎がGANTZゲームに登場することになった直接の理由は、彼が不慮の事故で亡くなったためです。

具体的には、万引きで警察に捕まり、連行されている途中で逃げようとして、マンションの屋上から転落して亡くなりました。

この出来事が彼がGANTZのゲームに参加するきっかけとなります。

ただし、この死因は原作マンガでの話です。

アニメ版や小説版では、西丈一郎の死に至る経緯が異なって描かれています。

それぞれのメディアで西丈一郎の物語は少しずつ違っていて、見る人によって新しい発見があるかもしれません。

西丈一郎（西くん）最後は死亡した？復活により生き返るのか

原作「GANTZ」での西丈一郎の最期はとても壮絶です。

田中星人討伐ミッションで一度命を落とすものの、その後の鬼星人ミッションで玄野たちが獲得した大量の得点により復活します。

その後、大阪編で重傷を負いながらも生き延び、最終的にはカタストロフィにも参加します。

西丈一郎はGANTZを使ってハッキングを行い、地球に侵攻してきた巨人たちの宇宙船の破壊方法を見つけ出します。

しかし、その途中でGANTZは逆に敵にハッキングされ、部屋が襲撃されますが、西はタケシと共になんとか脱出を果たします。

その後、西は敵地に赴き、玄野と再び会うのですが、玄野は巨人のララダとすでに心を通わせていたため、宇宙船の破壊を躊躇してしまいます。

西と玄野は意見が合わず、最終的には決闘に発展します。

この決闘中、西が玄野の恋人である小島多恵を攻撃したことで、玄野の怒りを買い、ひどく打ちのめされます。

決闘の結果、自力で動けなくなってしまった西は置き去りにされます。

玄野は小島多恵と共にその場を去ってしまったのです。

西は玄野に対して激しい怒りと失望を感じ、「許せねぇ、クソ野郎」と叫びながら涙を流します。

西はGANTZに転送を求めますが、反応はありませんでした。

取り残された彼は「死にたくない、ママ」と泣きじゃくり、巨人の兵器に囲まれた状況で物語は西のその後の描写を終えます。

この状況から、西が命を落とした可能性が非常に高いと思われます。

このように、極端な性格の西丈一郎には批判的な意見もありますが、同じくらい彼を応援するファンも多く、彼の生存を願う読者もかなり多いのではないでしょうか。

西丈一郎（西くん）実写版の俳優はだれ？

2011年に公開された全2部作の実写版映画「GANTZ」では、主人公の玄野計を嵐の二宮和也さんが演じましたが、西丈一郎の役は本郷奏多さんが務めました。

本郷奏多さんは2002年に俳優デビューし、「テニスの王子様」や「NANA」などの作品で注目されていた中、この映画で西丈一郎を演じることになりました。

本郷奏多さんは元々「GANTZ」の原作のファンであり、ストーリーや役柄について深く理解していたため、西の役を演じることに非常に前向きだったそう。

映画で彼が西丈一郎を演じる姿は、卑怯かつ残忍な尖った性格、ニヒルな笑みを浮かべるときの表情など、原作のイメージをそのままに再現しており話題になりました。

その演技は、彼の元々のファンだけでなく、原作のファンからも高く評価されたと思います。

正直言って、西丈一郎をここまで見事に表現できる俳優は本郷奏多さん以外にいなかったでしょう。

彼の演技を通じて、「GANTZ」の新たなファン層を獲得したのではないかと思います。

GANTZの映画がきっかけかどうかはわかりませんが、その後も本郷奏多さんは漫画やアニメが実写化される際にキャストに選ばれがちで、俳優として今も最前線で活躍しています。