この記事では、苺プロダクションの元社長である「斉藤壱護」についてお話しします。
斉藤壱護は、推しの子のストーリーで重要な位置を占めるアイドルグループ「B小町」が所属する芸能事務所「苺プロダクション」の元社長です。
彼はB小町において重要な人物で、グループのセンターを務める星野アイを発掘した敏腕ぶりも知られていますよね。
なお、斉藤壱護は物語の初めから登場しています。
物語では、星野アイが妊娠中に産科医のゴロー先生(アクア)の診察を受けるシーンがありますが、その時、壱護はアイの後見人として一緒にいます。
星野アイが亡くなってから10年以上、壱護は誰にも会わずにいたので、物語の中で彼の登場シーンは少ないです。
でも、物語が進むにつれて、彼がどうして姿を消していたのか、その理由や目的が少しずつ明らかになってきます。
ではこれから、斉藤壱護が物語にどのように関わっているのかを深掘りして解説していきますね。
「推しの子」星野アイを発掘した事務所の元社長・斉藤壱護の正体とは?
斉藤壱護は苺プロダクションの社長で、アイドルグループ「B小町」の星野アイを育て上げた人物です。
星野アイは施設で育ったため、壱護は彼女の戸籍上の保護者として、実質的に父親のような役割を果たしていました。
星野アイがアイドルとして輝くために、壱護は彼女の才能を見抜き、スターへと導いたのです。
一見するとただの親子関係のようですが、実際にはとても近い距離感を持っていました。
たとえば、アイが妊娠したときには、壱護はその事実を受け入れるのが難しく、「ものすごい便秘なのでは?」と冗談を言ったこともあります。
これに対してアイは、「そっちは順調!」と返答していて、二人の間のコミュニケーションはとても自然でした。
壱護は初めはアイが子供を産んでアイドル活動を続けることに反対していましたが、最終的には彼女の意志を尊重して応援することにしました。
二人の間に、深い信頼関係を感じるエピソードですよね。
外見的には茶髪でサングラスをかけ、ちょっとチャラチャラした服装をしているため、第一印象はガラが悪いかもしれません。
しかし、実際には非常に面倒見が良く、人情味あふれる性格の持ち主ということがわかります。
B小町をドームでのコンサートに導くことを目標にし、特にセンターのアイには人生をかけたほど大きな期待を寄せていました。
しかし、悲しいことに、ストーカーによってアイが命を落とし、その後壱護は社長の座を斉藤ミヤコに譲り、自らは失踪してしまうという流れです。
彼に関してのストーリーはなかなか登場せず、第86話で再び登場するまで、10年以上も本作から姿を消していたことになります。
「推しの子」斉藤壱護は経営手腕もすごかった?苺プロダクションの実績を紐解く
斉藤壱護が社長を務めていた「苺プロダクション」は、もともとは知名度が低く、力のない弱小芸能事務所でした。
アイドルグループ「B小町」の成功までは、ほとんど世間から知られていなかったほどです。
物語の第2話で、音楽番組のリハーサルに参加していた「B小町」は、放送の穴を埋めるために急遽呼ばれました。
もちろん番組スタッフは表面上は笑顔を見せていましたが、裏では「B小町」のことをほとんど知らず、興味も持っていないという描写があります。
壱護自身も、芸能界は嘘と打算で溢れていて、大手事務所が支配する厳しい世界だと発言しています。
その中で、「苺プロダクション」がドーム公演という大成功を収めたのは、星野アイの存在が大きかったからです。
アイは、斉藤壱護にスカウトされ、彼の手腕によって最大限に才能を発揮することができました。
アイがいたからこそ、「B小町」はドーム公演を成功させることができたのです。
第86話での再登場以降、壱護は現在、アイの娘であるルビーをサポートしています。
彼の豊富な経験と知識は衰えることなく、ルビーがアイドルとしてブレイクするための重要なアドバイスをすることも。
事実、そのアドバイスに従って、ルビーはアイドルとしての活動に大きな勢いを見せていますよね。
つまり、斉藤壱護は、困難な芸能界での成功という稀有な才能だけでなく、次世代のスターを見出して育てる能力があることがわかります。
「推しの子」斉藤壱護が失踪した理由!失踪の目的や現在の様子をネタバレ
斉藤壱護は、星野アイを12歳の頃にスカウトしました。
その後、彼女が20歳で亡くなるまでの約8年間、アイを父親のように育て上げました。
壱護は本来の父親ではなかったものの、アイドルとしての才能を伸ばすために後見人となり、自分の人生をかけて全力でサポートしていました。
アイを実の娘のように可愛がっていたため、彼女の死を最も悲しんだ人物の一人です。
アイの死後、壱護はそのショックから苺プロダクションの社長職を辞任し、行方不明になりました。
物語の第10話以降、彼の居場所は不明となっていましたが、第86話でアイの娘、ルビーによって見つけ出されます。
壱護は実はアクアやルビーが住む町の近くでひっそりと暮らしており、よく釣り堀で時間を過ごしている様子が描かれています。
多くの人が壱護が生きる気力を失っているのではないかと思っていましたが、実は彼には重要な目的がありました。
その目的は、アイを殺害した黒幕への復讐です。
アイのストーカー、リョースケが実行犯であることはわかっていますが、壱護はリョースケの背後にもっと大きな力があると見ています。
この人物が極秘にアイの住所をリョースケに伝え、彼女を殺させたと推測しています。
もし壱護が苺プロダクションの社長であり続けていたら、その人脈を利用して黒幕を探りやすかったでしょう。
しかし、彼は社長職を辞任し、個人として黒幕を追っています。
これは、復讐の過程で苺プロダクションを巻き込まないための決断だと思われます。
「推しの子」斉藤壱護はその後どうなったのか
現在、斉藤壱護は苺プロダクションを離れ、独自の経験と人脈を活かして、ルビーのブレーンとして活動しています。
社長時代に築いたつながりを生かし、ミヤコには内緒でルビーに仕事をあっせんしています。
また、ルビーが人気を得るための一つの方法として、彼女のキャラクターを明確にすることも助言しています。
例えば、アクアが「毒舌クール」のキャラクターで注目を集めているように、ルビーには「バカで失礼で図太い」という役割をすすめています。
これにより、ルビーはバラエティ番組などで話題に上りやすくなり、その結果、人気が目に見えて上がっています。
アクアはルビーの急な人気上昇の背後に何かあると感じ、調査の結果、壱護がアドバイスしていたことを突き止めました。
二人が再会すると、共に星野アイの復讐を目指すことで意気投合します。
物語が進む中で、第108話ではアクアが黒幕の正体を壱護に伝え、復讐への協力を求めています。
アクアの計画によると、単なる復讐以上の何か壮絶な行動を考えており、そのためには壱護の手腕が絶対に必要とされています。
今後のストーリー展開では、壱護の役割がさらに増えることが予想されますよね!
彼の経験と知識が、物語にどのように影響を与えるのか、今後の展開が非常に気になります。
推しの子がついに最終回を迎えました。
どんな結末を迎えるのか、気になる人はいますぐ原作を読みましょう!
「推しの子」斉藤壱護と苺プロダクション現社長・斉藤ミヤコの関係は
苺プロダクションは、現在は社長である斉藤ミヤコが経営を担当しています。
彼女は、アクアとルビーのお母さんのような存在でもありますし、苺プロダクションの創設者である斉藤壱護の奥さんでもありますね。
壱護が突然いなくなった時、ミヤコはとても大変な状況に直面しました。
アイという人物が殺害されたことにより、たくさんの質問が飛び交い、事務所の未来も危うくなっていました。
その上、ミヤコは芸能界でのコネクションや経験もあまりなく、小さな事務所を運営していたため、経営はかなり苦しいものでした。
でも、アイドル業界から撤退して、ネットタレントを管理する方向にシフトし、徐々に安定した利益を得られるようになりました。
これによって、事務所はぎりぎりのところから立て直されたのです。
ミヤコの経営手腕は、危険な状態から会社を10年以上も続けさせたことからも、非常に優秀と言えます。
壱護も何かと苺プロダクションのことを気にかけていて、ミヤコを困らせないよう配慮しています。
物語がどう進むか次第ですが、壱護がいつでも戻れるように、ミヤコは苺プロダクションを守っているのかもしれません。
壱護もミヤコのことを考えているようで、もし復讐が成功するなら、二人の関係も修復されるかもしれませんね。